大谷石の建築見学 その1
先日、大学の先輩であるシオダ建築デザイン事務所代表の塩田潔さんに
案内して頂いて、栃木県宇都宮市大谷町に大谷石の建築を見学に行きました。
塩田さんはNPO法人大谷石研究会の副理事長でもあり、ご自身も設計の中で
積極的に大谷石を使用するデザインも展開しています。
大谷石の建築、といってもあまり知識がなく、ライトの設計の帝国ホテルや
坂倉準三設計の神奈川県立近代美術館くらいしか思いつかず、どんな建築が
あるのだろうと、楽しみにしていました。
まず驚いたのは、塩田さんからプレゼントして頂いたこの「大谷石百選」。
大谷石を内外装に使用した建築が載っていて、その数の多さと多様さにも
驚きました。見応えのある一冊。
そして、町の中には大谷石の石蔵がいたるところにあり、宇都宮周辺では
古くから建築の素材として多く使われていたことが伺えます。
栃木県指定有形重要文化財になっている(株)屏風岩 石蔵。
ディテールもきれいで堂々とした雰囲気を持っています。
その近くに、大谷石の山から削りだした空間がありました。
建物のようになっている部分も大谷石の山から切り出されたボリュームです。
内部も大谷石をくりぬいて作られています。
なんとも言えない、柔らかなテクスチャーを感じる空間でした。
大谷石と言っても、採掘場所によって色や表情がことなります。
また、柔らかな石なので、表面の仕上げの方法も様々に変えることが
可能です。
この2つの違いだけでも、色々と発見するところが多かったですが、
まだまだ見学ツアーは序の口。
この日は一日かけて本当に色々と見学しました。
続きはまた別の日に。